さあ、今年もとうとうこの季節になりました。

そうです、アカデミー賞です。

今週日曜日にDolby Theatre/ドルビー・シアター(旧コダック・シアター)にて、第90回アカデミー賞が開催されます。

年末から始まった各賞レースも、このアカデミー賞にてクライマックスを迎えます。

ちなみにここアメリカでは、アカデミー賞の事を、ほぼ間違いなく100%の確率で、「オスカー」と言います。
このオスカーとは、式典で受賞者に贈られる像がオスカー像と呼ばれ、そこからアカデミー賞の事をいつからかオスカーと言うようになったそうです。

そしてこのオスカーが開催される週末というのは、このアカデミー賞だけでなく、その後のアフター・パーティーも含め、一年で一番LAが盛り上がる瞬間と言っても過言はないでしょう。
アフター・パーティーだけでも、LA全体で実に20以上のものがあるそうです。
有名なのは、ガバナーズ・ボウル、バニティ・フェア、エルトンジョン主催のエイズ撲滅のチャリティーを兼ねたものなどがあります。

実は私、このオスカー後の、一番大きなアフター・パーティーである、ガバナーズ・ボウルで、サーバーとして働いた事があるんです。
普段、映画やテレビでしか見た事のないセレブ達を間近で見られ、というか実際に何人かの映画スター達に、ドリンクやフードを提供したりも出来ました。
映画好きの私は、普段お目に掛かれないスターたちの裏の素顔や、リラックスした表情などを生で見られ、とても興奮した一夜であった事を覚えています。

セレブ御用達シェフのウルフギャング・パック氏にも目に掛かる事が出来ました。

日本にいると、あるケーブル局での有料チャンネルでしか見る事が出来ない為に、大した臨場感は味わえないかと思いますが、ここではもう数週間前から、テレビなどで毎日のように話題となります。
オスカーが開催されるドルビー・シアターはハリウッド大通りに面しているため、この通りも周り数ブロックは約1週間前から通行止めとなり、特設会場の設営が始まります。
通称レッド・カーペットと言うやつですね。
セレブたちが車で到着し、会場まで続く赤い絨毯が敷かれた通りを、各テレビ局のインタビューに答えたり、自分の着ているドレスを披露する為の空間とでもいいましょうか、、、

ちなみにこのレッド・カーペットも一般公開されていて、観に行く事は可能だそうですが、これも抽選となりますので、ホント宝くじに当たるかどうか位の確立でしょう。

さあ今年は去年に引き続き、ホストを務めるのはジミー・キンメル/Jimmy Kimmelです。

彼は日本ではほとんど名前は知られていないと思いますが、ここアメリカではとても有名なコメディアンです。
深夜に自分の名を冠したコメディ番組を持っています。

ちなみにその収録が行われるスタジオは、このオスカーが開催されるドルビー・シアターの真向かいにあるスタジオで行われます。
ですのでとても所縁のあるホストと言えばそうですね。

去年は、作品賞発表の際に、誤って違う作品を読み上げると言った前代未聞のハプニングもありましたが、

今年は今年で、ハリウッドを震撼させたセクハラ問題もありますし、
これらを彼がどうやって上手くジョークにするのか今からとても楽しみです。