イチロー選手の移籍先がやっと決まりました。
歴史的に動きが遅いFA市場の影響もあって、なかなか移籍先が決まりませんでしたが、長引いた交渉の結果、日本野球界からMLBに移籍した2001年から2012年途中ヤンキースへ電撃移籍するまでの間在籍した、古巣マリナーズへの復帰となりました。
契約内容は、年俸はメジャー最低保障額の54万5000ドル(約5780万円)プラス出来高払い。
実にピーク時の20億7000万円の35分の1ほどの年俸ですが、もうお金は関係ないといった感じでしょうね。
もうこれまでに超人的に稼いでいらっしゃる事でしょうから、、、
でもこの契約のホントにすごいところは、金額どうこうではなく、イチロー選手の年齢だそうなんです。
近年、急速に若返りが進む大リーグで、44歳でのメジャー契約は異例だそうです。
イチロー選手は契約が決まったからまだいいものの、現時点では、例えば・カルロス・ゴンザレス(32=ロッキーズFA、通算215本塁打、10年首位打者、球宴3回) ・メルキー・カブレラ(33=ホワイトソックスFA、通算1786安打、球宴1回) という素晴らしい経歴を残しておられる選手たちも、まだ今年の行く先が決まらない状況なんです。
そして彼らの年齢はどちらもまだ30代前半、普通であれば選手として一番脂の乗る時期です。
ですが、近年若返りの進むMLBでは、30歳を過ぎた選手に高い年俸を支払うよりも、将来有望である若手選手を安く購入するといった風潮が主流になってきました。
事実、ダルビッシュ投手もカブスとの契約までの道のりは長かったですし、、、もしくは決まっただけでも良かったのかも、、、
上原投手は日本復帰濃厚と言われていますし、、、
この他にも依然として50人前後の選手が契約に至っていないとの事です。
米国人記者の中には、未契約選手だけで新たに「31球団目」となる新チームを結成して参入してはどうか、とジョークとも本気とも取れない口調で話す人もおられるそうです。(笑)
ですので、以上のことからも、今回イチロー選手がマリナーズと契約したのはホントに異例で、ホントに価値のある事だと思います。
まあマリナーズもイチロー選手の復帰による経済効果をかなり計算に入れての事だと思いますが、、、
エンジェルスの大谷選手との対決も期待でき、今後ますますMLB から目が離せませんね。
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