ラスベガスから行ける国立公園。
今回はデス・バレー国立公園をご紹介したいと思います。
デスバレー国立公園は、米国の国立公園の中で最大の面積があり、海抜下86mの灼熱砂漠から標高3368mの高山まで横にも縦にも広域に渡っているエリアで アメリカで最も暑く、最も乾燥し、最も標高が低いのがここデスバレーです。
世界で最も気温が高くなる場所のひとつであり、最高記録は摂氏57℃だそうです。(熱過ぎ、、、)
ラスベガスからは車で約2時間弱。
この所要時間からもわかるように、ラスベガスから気軽に行ける国立公園でもありますね。グランドキャニオンですと倍の時間が掛かりますから、、、
そして、もしあまり日程に余裕がなくて、LAからラスベガスへ遊びに来て、帰る途中にどこか国立公園に寄りたいと思った場合、このデス・バレーはお勧めできます。
何故かというと、地理的にLA寄りだからです。
グランドキャニオンですと、LAと反対側にあるために、ここに寄ってからLAに帰ろうとすると、来た道を戻って行かなければなりませんが、ここデスバレーですと、地理的にLAの北側に位置する為、平たく言えば、LAへ帰る途中にちょっと寄り道する と言った感覚で訪れる事が出来ます。
デス・バレーの一番の見どころは、バッドウォーター(Bad Water)と呼ばれる、西半球でもっとも標高が低いエリアです。
海抜85.2m。塩の結晶からなる真っ白な広大な大地が広がっていて、その上を歩く事が出来ます。
ここへは、ラスベガスからPahrump、Shoshoneという小さな町を経由して、南側から訪れるのがいいでしょう。
Pahrumpは小さな街ですが、地元のカジノや、マクドナルドなどもある為、ここで食事や給油を済ませバッドウォーターまで向かう事をお勧めいたします。
デス・バレーは、グランドキャニオンや他の国立公園ほどポピュラーではない為、途中それほどガソリンスタンドや食事を取れる所もありません。
ですので、あらかじめそれなりの準備をしてから園内へと向かいましょう。
デス・バレーの周りは山脈に囲まれていて、南側からバッドウォーターへドライブして行くと、左手に雄大なパナミント山脈がお目に掛かれます。
冬期や春先にかけては、綺麗な雪化粧も見られます。
バッドウォーターに着くと、ここには簡単な駐車場とトイレがあるくらいで、お土産屋さんやレストランなどありません。
ひたすら塩の上を歩いて、雄大な景色を楽しむだけと言った感じです。
バッドウォーターを出たら、少し北へ進み、パナミント山脈を半周するように反対側に出て来て、後はLAへ向かってドライブして行くだけとなります、
途中、砂丘やビジターセンターなどもありますので、そちらに立ち寄るのもいいでしょう。
正直このデスバレーは、バッドウォーター以外はあまり見どころとなるような所はありませんので、あくまでLAに帰る際に立ち寄る国立公園くらいに思っておいた方がいいかもしれません。グランドキャニオンやモニュメント・バレーのような感動はあまり感じないでしょう、、、
ですが、冒頭でも述べましたように、所要時間もさほど掛かりませんし、ラスベガスから気軽に行けますので、時間のない方にはお勧め出来ます。
ラスベガスに来られた際は、うまく予定に組み込まれると良いかも知れませんね。