ロサンゼルス観光は、定番どころがある程度「確定」している為、ここではなるべく、普通の日本人観光客があまり訪れないところをご紹介していきたいと思います。
では、今回ご紹介致しますのは、ファッション・ディストリクト です。
名前の通り、ファッションに関するエリア、もっと簡潔に言えば、洋服をディスカウント価格で提供するエリアという事です。
此処には、CMC(California Market Center)と言って、世界中からファッション・バイヤーが集るビルディング、モデル・ルームがあり、ここでは定期的に見本市や、ファッション・ショーなどが開催されます。
その建物から東に架けての数ブロックのエリアに、各卸売業者のテナントがひしめき合っているという場所です。
平日は、基本的にはバイヤーや、ホール・セラー向きにしか商売をしていないようですが、週末になると一般人にも開放されるようです。
ですので週末に出向くと、ホント何かのストリート・フェスティバルなんじゃないかと言わんばかりの熱気で、沢山の人々でゴッタ返しています。
ここで売られているものは基本的に洋服ですが、帽子やアクセサリー、化粧品、携帯ケース等の小物類まで、何でもありと言った感じです。
ただ、正直あまり日本人向きの商品と言う感じではありません。むしろラティーノの方向けの商品が多いように思います。
柄も大味で、派手なものが目につきます。
基本的に日本人の方がここに来られたら、特別買いたいと思うものはないかもしれません。
メーカーのものもありますが、ノン・ブランドのものが大半を占めます。
商品も無造作に陳列されている為、清潔感にかけるところもありますし、基本的全て現金決算です。カードは稀にしか使用できません。
ただ、基本的にどの店も値段交渉が可能です。額面価格の数ドルOFFぐらいなら常に可能でしょう。同じ商品を数点購入するなら尚更です。
もちろん英語での交渉となりますが、希望値段を連呼するだけでも試してみる価値はありです。(笑)
私がここをお勧めする一番の理由は、一言で言えば、「街の熱気」と言ったところでしょうか。
大都市ロサンゼルの下町と言った感じで、このエリアを散策しているだけで、ラティーノやコリアンの方々のエネルギーを感じとる事が出来るでしょう。
ここでは普通にスペイン語やハングルが飛び交いますし、ほとんど日本人なんてお目にかかりません。だからいいんです、、、
特別買い物するものがなかったとしても、ここでのもう一つの楽しみ、それはストリート・フードを楽しむ事が出来ます。
LAのベンダーで一番よく見かけるのが、LAストリート・ドッグと呼ばれるホットドッグです。
ソーセージにベーコンがグルグル巻きにされ、それに炒めた玉ネギやペッパーを載せ、最後にケチャップ、マスタード、マヨネーズをかけて一気にほうばります。
値段も大体$3-$5程度でリーズナブルです。
他にも、タコス、フルーツの盛り合わせ、トウモロコシの丸焼き(マヨネーズ・粉チーズ・レッドペッパーをふり掛けて食べる)、等々、日本ではお目にかかれない南米のソウル・フードが堪能出来ます。
ですので、ありきたりなLA観光に飽きた方や、ダウンタウンに訪れた際には、少しこちらに足を延ばしてみては如何でしょうか?
ちょっとした異国情緒を楽しめる事請け合いです。