前回、私なりの英語勉強法、中級レベル、スピーキングの勉強法についてお話ししました。
今回は、ヒアリングの勉強法についてお話ししたいと思います。
前回お話しした、スピーキングが出来るようになっても、会話ですから、相手の言っていることがわからなければ、会話は成り立ちません。
そして逆に言えば、会話において、たとえこっちが上手く話せなくとも、相手の言っていることさえ分かれば、最悪は「Yes か No」かさえ答えることが出来れば、最低限のコミュニーケーションは成立するでしょう。
欧米人の中にも、もちろん口下手な方々はいらっしゃるわけで、最悪聞き取る事さえできれば、最低限のコミュニーケーションは可能です。
つまり、それだけヒアリングも重要だという事です。
ではどうやって勉強するか?
私がこれまで利用したのは、主に次のものです。
オーディオ・ブック、映画(英語字幕付き)、テレビ(ニュース)
まず、オーディオ・ブックですが、ここアメリカは車社会である為、通勤時間などを有効活用するために、それなりの需要があります。
私は、今まで自分が日本語で一度読んだ事のある本を選択し、通勤時間に車の中で繰り返し聞いたりしました。
通勤時間は最低でも片道30分はありましたので、一日合計1時間は勉強出来ました。
ここで、ヒアリングの勉強をする際の注意点ですが、よくラジオを一日中つけっぱなしにすれば、いずれ聞き取れるようになる。なんておっしゃる方々がいらっしゃいますが、そんなことは絶対にありえません。というのも、今まで一度も聞いたことのない、そしてその意味も分からない、単語やボキャブラリーを、何回聞いたところで、内容を理解することは不可能です。
1度、耳にしたことがある、意味を知っているから、それが聞き取れ、内容が理解できるのです。
ですから、この事を知らずに、ただやみくもに英語のラジオや音楽を聴きまくっても、ただ耳を素通りするだけでしょう。
ですので、このオーディオ・ブックを選択する際も、一度も読んだ事のない本を選択するのではなく、これまでに1度読んだ事のある本を選択しましょう。
そして次に、映画ですが、これは別に今まで見たことのないものを選んでも問題はありません。
ただ、視聴する際に、英語字幕を使用します。
もちろん音声も、日本語吹き替えではなく、英語で、それに英語字幕を付けて鑑賞して下さい。
映画は、最近のものや、ジャンルによっては、スラングなども多々ありますが、そこで最新の英語を学ぶことも可能です。(下品な言葉もありますが、、、汗)
そして、ここでは、もし使えそうなフレーズがあれば、それをメモして、そのフレーズでスピーキングの練習にも活用します。
映画やドラマですと、楽しく勉強出来るので、英語勉強に煮詰まった時にはお勧めです。
今ではNetflixなどもあるのでホントに便利ですね。
最後は、これはちょっと海外に住んでいないと難しいかも知れませんが、TVニュースです。
TVニュースですと、映像もありますので、たとえ英語が分からなくとも、目の前で何が起きているのか想像が付きますし、ここが重要なのですが、映画などと違い、キャスターもそれなりに「正しい言葉、綺麗な言葉」を使用するため、正しい英語が学べます。
私もアメリカに来た当初は、TVニュースを見ていてもサッパリわかりませんでしたが、だんだんと耳も慣れてくることによって、キャスターの言っていることも次第に理解出来ました。
日本ではちょっと難しいかも知れませんが、ケーブルテレビに契約していれば、CNNなどを視聴出来るでしょうし、Youtubeを利用するのも良いでしょう。
ヒアリングの勉強は、言ってしまえばスピーキングと並行してやるものですから、勉強法としては被ってしまう事もありますが、それで構いません。
スピーキングに使用する教材などをヒアリングにも活用できますので、二つは同じものだと思って勉強してください。