英語を習得したい。話せるようになりたい。
誰もが願う事ですよね?
この世の中には無数の英語ハウツー本が出版されていて、英会話学校や、関連教材というのも無数にあります。
それだけ需要があるという事ですね。
私自身、渡米して10年以上になりますが、日常会話には問題ありませんが、決してペラペラではありません。
レベルでいえば、中の上と言ったところでしょうか。
ですが、このレベルに来るのにも、それなりの勉強をしてきました。
前回も言いましたが、アメリカ(英語圏)で数年も生活すれば、ペラペラになるなんて事は絶対にありえません。(この神話はまだ日本で蔓延しているように感じます、、、)
事実、私がこちらで出会った日本人の方で、それなりに滞在歴があるものの、ほとんど話せない方も結構おられます。(駐在員の奥様方、なんとなく留学しに来た若者など、、、)
これまで私も、英会話学校にも行きましたし、教材もいくつか試しました。
その過程で、それなりにお金や時間も無駄にしたように思います
良いもの悪いものがありましたが、今現時点で思うのは、英語を習得するのにお金ほとんど必要ないという事です。(初期の段階)
ズバリ必要なのは、時間と努力 だけでしょう。
結局これに尽きます。
いくら英会話学校やプライベートの教師をつけても、そこでの時間は限られていると思います。學校と一緒で、そこで習った事を後日自分で繰り返し復習しない限りは、いくらそれ等を利用しても、上達はないでしょう。
ではここで、これまで私が実践してきた、英語中級に至るまでの、私なりの勉強法をお伝えしたいと思います。
まず一番大事なのは、文法です。
文法とは、言葉の意味通り、文を作る上での方法となりますから、これを理解しないで英語を話そうとするのは、もしスポーツでいうなら、まるでルールを学ばず野球をやるようなものです。
ルールを知らずに野球をやっても、バッターが打席に立ちヒットを打っても、一塁側に走るのか、三塁側に走るのか分かりませんよね? これと同じことです。
ルールですので、それを無視するわけにはいきません。
とにかく方法としては、まず本屋で中学英文法の本を一冊購入します。
そして、とにかく1ページ目から機械的に一通り読んで、暗記するという事です。
英語というのは日本語と違って、複雑なものではありません。会話で使用する文法というのは限られています。
Be動詞、現在形、過去形、助動詞、受動態、仮定法、この位です、、、
これらをとりあえず一通り暗記してしまえば、とりあえずの難関はクリアとなります。
算数の九九ってありますよね? 英語の文法は、この九九に相当します。
九九を一度暗記してしまえば、まず忘れることはありませんよね? ですので英語の文法も、一度暗記してしまえば完璧に忘れる事はありません。
ですので、とりあえず何が何でも文法を一通り暗記しましょう。
そして、ここが肝心な事なのですが、ダラダラとやっていてはいけません。
短期間で決着を付けるべきです。
購入した参考書を、3か月でマスターしましょう。そこに出てくる例文を丸暗記するのです。
参考書一冊を、一か月で終わるように逆算し、これを三回繰り返します。(合計三か月) 一日一時間やれば可能な量です。
私はこれで、とにかく一応の基礎は出来上がったように思います。
この後に、実際にスピーキングや、ヒアリング等の実践練習に入るべきです。
つまり、外国語の教師を要する英会話学校や、短期の海外旅行、語学留学するのもいいでしょう。
何事もそうですが、基礎なしで何やっても何も身に付きません。
最初にいきなりこれらの事(英会話学校や、プライベート教師をつける等、、、)をやってはいけません。
100% 時間とお金の無駄に終わります。
私もかつて英会話学校に通った事がありますが、まず初歩の段階では、外国人の先生が何を言っているのかさえ分かりません。授業と言えば、テキストに書いてある例文を繰り返し読んだり、あいさつ程度の簡単なやり取りをするだけです。当たり前です。英語初心者ですので、長い会話が出来るわけありませんし、聴き取れもしないわけですから、、、 そのためだけに数十万もお金を使うなんて馬鹿げています。
その点、英語参考書1冊なんて、たかだか数千円に過ぎません。
楽して身につく的なキャッチ・フレーズに踊らされ、最初に順番を間違えたばかりに、無駄な時間とお金を消費することは辞めにしましょう。
誰でも楽をしたいのはわかります。ですが、英語を習得するのに近道はありません。
この事を肝に銘じて英語学習に取り組んで頂きたいです。