やられました、、、(怒)
何って?
そうです、車をぶつけられました。
交差点で信号待ちをしていたところ、後ろから追突されました。
道路がとても混んでいた為、すぐ隣にあったスターバックスへ車を移動し、ぶつけて来た加害者と話をしようとしましたが、このラティーノであろうと思われる男性は車から降りてこようとしません、、、
と言いうのも、当てられた時の衝撃や音から推測して、トランクのあたりは結構凹んでいるなと思っていましたが、実際見てみると、ホントに当てられたのかっていうくらい無傷な状態でした、、、(乗っている車はトヨタカローラ・2014年製、さすがはトヨタ、、、)
ですので、当ててきた相手もそれを逆手に取り、「こんなの大した事じゃないじゃないか、どこも外傷ないよ、、、大丈夫、大丈夫、、、」ってお前が言うな!!!!
そうです、ここはアメリカです。こういう輩はどこにでもいます。
日本だと、とにかく平謝りすれば何とかなるみたいな感じじゃないですか? でもこっちはそんなことありません。自動車事故に限らず、自分が悪い立場でも、何でも逆ギレみたいな方がここアメリカには大勢いらっしゃいます、、、
ですが私も負けてはいられません。
アメリカ滞在も10年以上になり、これまでに色々な事がありました、少しはタフになりました。こういう方々に出くわすのもある程度慣れてきました。
ですので私はとりあえず冷静に、相手のインフォメーションをとる事にしました。
まずは保険情報です。
相手の保険会社の情報を入手し、それを元に今後賠償責任などに関しての交渉を行っていきます。
ですが、ここで注意が必要なのは、ここアメリカでは、結構多くの方が自動車保険に加入していません。
加入していても補償内容が低かったりして、相手から補償を受けられず、自分の保険から補償してもらうといったケースも多々あります、、、。
とりあえず、今回のこの男性は保険証書を持っていましたが、良く見てみると、、、期限切れてる、、、有効期限は約半年前でした。
本人はこの書類は古いだけで、ちゃんと更新はしていると言ってきます、、、まあ信用はできませんがこういう事もあります、、、
ですので、次は本人確認です。
本人が誰であるかを抑えるために、IDの提示を求めました。つまりはドライバーズ・ライセンス(運転免許)ですね。
ですが、本人は頑なに拒否をしてきます。(怪しい) あまりに見せようとして来ない為、こちらもちょっとムキになって、軽く怒鳴ってみましたが、それでも一向に差し出す気配はありません。
そうです、それはそちらが悪いわけですから、身元を抑えられたら色々と面倒な事になってきますからね、、、しかももしかしたら、彼はイリーガル(不法滞在者)であるかも知れません、、
そして、その途端 なんとあろう事か、エンジンのキーを回し始め、そこから立ち去ろうとしました、、、、(ヤバイ)
ちなみにこの男性は、ずっと運転席に座ったままで、運転席の扉だけ開けた状態で私と話をしていました。
ですので、私はとっさにこの扉を掴み、このまま急発進でもしようものなら扉がとれてしまうぞと言わんばかりの全体重を扉に傾けた為に、相手も降参したのか、エンジンを切りました。
ですがこれはいけないと思った私は、スグに911へ電話をしました。(911は日本で言う110番)
夕方の交通ラッシュだったという事もあり、LAPD(ロサンゼルス警察の名称)が来てくれたのは約30分後でした。
一通りの事情を伝え、特にこの男が途中逃げ出そうとした事を強調して伝えました。
その後、この警官はこのラティーノの男性に色々と質問を始めました。
尋問開始!!!
この警察官もラティーノであった為、二人の会話は必然的にスペイン語で交わされた為、いったい何を言っているのか分かりませんでしたが、、、次第に状況がおかしくなってきました。
というのも、この警官が、自分の指を相手に目の前に差し出し、これは今何本?みたいな動作を始めたからです。
その次には、目の前にある道をまっすぐ歩いてみろ見ろといった感じで、、、これはまさに映画やTVで見たことのある、「飲酒運転」を取り締まる際の尋問ではないですか!!!
そしてその後、この男性は警察官に手錠をはめられ、なんと逮捕されて行きました。
うーん、想定外の状況です。(笑)
まさかこんな事になるとは、、、
911電話しといて良かったーーー
まったく飲酒運転なんてするもんじゃないですね!!!
(ちなみに飲酒運転(DUI=Driving Under the Influence)は重罪です)