今回は、LAダウンタウンのアート・ディストリクトに最近オープンした、新スタイルの炉端レストランをご紹介いたします。
去年の工事中の頃から、一体何が出来るのかとずっと疑問に思っていましたが、
段々と出来上がるオシャレな外観からすると、おそらくセレクトショップかアート・ギャラリーかなと思っていましたが、なんと意外にもレストランでした!!! しかも日本食の炉端だとは、、、
ちなみにここアート・ディストリクトは、リトル東京に隣接するエリアで、ホントつい最近までは、どちらも寂れたちょっと物騒なエリアでしたが、近年はめまぐるしい開発が行われ、辺りはオシャレなカフェやレストラン、アート・ギャラリーにコンドと、週末にはオシャレな若者たちでごった返す、イケてるエリアに様変わりしました。
そのど真ん中に、これから紹介する、「Inko Nito」という洋風炉端レストランがオープンしました。
平日の夕方6時頃に入店しましたが、まだ店内はガラガラでお客は私達と数名だけでした。
店内は天井も高く、とても開放感があり、周りには観葉植物が多く、とてもいい感じです。
外にはパティオ席もあり、これから夏場にかけては特に使えそうな感じです。
店内中央には、大きなメインの炉端用グリルがあり、それを囲むようにカウンター席、そしてそれをさらに囲むようにテーブル席があるといった間取りになってます。
折角ですので、私たち一行は調理の見えるカウンター席に座りました。
まずドリンクですが、そんなに種類はありません。ビール、日本酒、カクテル、ワインとあります。
ビールは4種類で、日本の地ビールもあり、基本$10位します。 ちょっと高いですね。でも折角なのでそれをオーダーしました。
メニューもそんなに多くはないですが、基本的な炉端メニューを洋風にアレンジしているといった感じです。
枝豆から始まり、ベジタブル、ミート、フィッシュ、デザートと一通りオーダーしました。
メニューの中に、お店の一押しという、”NIGAKI”というお寿司のような品があるのですが、最初”NIGIRI”の間違いじゃないのかなと思っていましたが、NIGAKIと言うそうです。サーバーさんに意味を聞いても良くわからないそうです(笑)
ちなみに聞くところによると、オーナーさんはドイツ人で、日本・アジアのカルチャー好きの方だそうです。ですので微妙に変なテイストが所々に感じられる訳です、、、(笑)
全体的なメニューの印象ですが、どれにも独自の味付けがしてあり、プレゼンテーションもとても工夫されているのですが、味は特別良くもなく悪くもなくといった感じです。
ただ、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ここアメリカではレストランを開業する場合、狙っている客層によって味付けなどを変える必要があります。
わたくしたち日本にからすれば、「え、なんで?」「何がおいしいの?」というような料理でも、こちらのアメリカ人にはヒットすると言うような事は良くあります。
アメリカのレストラン界で成功されている、NOBUやKATSUYA はこの辺の事を確実に抑えていらっしゃいます。
最近のラーメン・ブームでも、こういうのは見られます。 こっちは豚骨が大当たりです。
ですので、ここも私たち日本人から見れば、味的にはちょっとという感じでも、アメリカ人には受けているのでしょう。
その証拠に、7時を過ぎたあたりから、平日にもかかわらず、ド満席となりました。客層はほぼ白人がメインです。
平日のディナーにあれだけ集客出来るというのは大したもんです。
それだけ流行ってる、この味が受け入れらえている、という証拠でしょう。
後は、内装勝ちですね。 和のテイストの中にもカジュアルさを取り入れ、中央に巨大な炉端グリルあり。
イケてます。
実はエントランスのところに、写真のような看板があり、なんかとてもカッコイイです。一瞬アート・ギャラリーかと間違ってしまいます。
オーナーさんのセンスが光っていますね。
事実、こちらは近々、イギリス・ロンドンにもオープンするそうで、ここでも同じようにヒットする事でしょう。
ダウンタウンや、リトル東京に来られた時には、ぜひ押させておきたいレストランですね。