現在アメリカには、約40万人程の日本人の方が住んでおられるそうです。(旅行者は除く)

理由は人それぞれあると思いますが、仕事、勉強、夢、ただなんとなく、、、などなど、皆さん様々な思いを馳せてここアメリカに来られる事と思います。

では、自分の場合はどうだったのかな? 何がキッカケだったのか? 最近つい何となくそんな事を聞かれる機会があったので、少し私の場合をお話しさせて頂きたいと思います。

私が生まれ育ったのは、関西の端っこに佇む田舎町。
近所や駅前に、マックやコンビニがあるとは無縁の田舎です。
雪国というわけではありませんが、毎年冬になるとそれなりの積雪にも悩まされます、、、

ですので、子供のころというのは、学校から帰ったら、近所の川や山に、釣りに行ったり、カブトムシを取りに行ったり、そして雪遊びと、田舎生活を満喫していました。
子供の頃は、自分の生まれ故郷が田舎か都会かどうかなんてあまり考えた事はありませんし、そもそもそこにある世界が当たり前、普通だと思っていました。
ですので、それほど地方・田舎特有の、不便さや、息苦しさのようなものは感じませんでした。

子供の頃は外でも良く遊びましたが、家でテレビゲームをしたり(当時はファミコンです)、テレビを見るのも大好きでした。
ドラマや映画も大好きで、洋画劇場などを深夜まで眠気を我慢して観ていたのをよく覚えています。

そんな中、中学生になった頃くらいでしょうか? ある映画に出会いました。
それは、主演の男の子が、デロリアンというタイムマシンに乗り、時空を旅して繰り広げるアドベンチャー・ムービー???

そうです、それは、泣く子も黙る 「Back to the future]

この映画が公開されたのは80年代で、もちろん劇中の世界も80年代(過去には戻りますが、、、)

この劇中での、ファッション、カルチャー、音楽、全てにうちのめされました。

アメリカってなんてカッコいんだろう!!! ヤバい!!!

そんな風に強烈に思いました(単純、、、)

それからは、勉強もそっちのけで、色々な映画・洋画を見たり、音楽も洋楽なんかを聞き出したりもしました。ギターも始めました、、、(のちに挫折しますが、、、)

高校に上がる頃には、NHKでやっていた、「ビバリーヒルズ青春白書」にハマりました。(笑) これ好きな人多いですよね?

ここで繰り広げられる、ちょっとオシャレな青春模様に憧れたりもしました。

大学に入ってからは、自由な時間も沢山あったせいか、多くの映画を見ました。

映画の中で見るアメリカというのは、なんか自分にとっては常に新鮮で、刺激にあふれていました。

英語、生活、カルチャー、音楽からファッションまで、ありとあらゆるものがとにかくカッコ良かった。

大学生活は、学校とバイトの往復で、単位が取れるように普通には通っていたものの、特に学びたいものでもなければ、一体何のために通っているのかわからない毎日、、、講義も退屈で、出席さえしていれば何とか普通に卒業できる有様、、、

映画で見るアメリカ、その主人公たちは、いつもやる気に満ちていて、夢を追って活き活きと生活している。そんな環境に嫉妬したりしました。(映画の世界なのに、、、笑)

そのうち、自分もこんな人に元気や夢を与える映画の製作をしてみたい、やるなら本場ハリウッド、いいやそんなのある意味単なる建前で、とにかくアメリカへ行ってみたい!!! と思うようになり、大学卒業後、お金を貯め、数年してから日本を飛び出す事に成功し? このアメリカの大地に辿り着きました。

詳しいお話はまたお話しします、、、(聞きたくないって? いえお話しします、、、笑)

To Be Continued…..